MIMASAKA | SUZAKI ENGEI
洲﨑園芸は22棟のハウスで花や苗を作る花農家です。ほんの少し毎日を楽しくしてくれる、そんな「花暮らし」を自然豊かな岡山県北・美作からお届けします。
GROUP PLANTING
寄せ植えの置き場所をきめて
はじめましょう
自宅の庭先や玄関先にきれいな花があるだけで、なぜかほっとして癒されてきます。たとえば留守がちな方にも、かんたんに管理できる草花の「寄せ植え」が今おすすめです。置き場所が決まれば、あとは好きな草花の品種とカラーと鉢を選ぶだけ。手入れをすれば簡単に育てられ、置く場所も変えられることが出来ます。寄せ植えは、私の「小さな花の箱庭」。そんな手軽さと親しみやすさが人気の理由です。
寄せ植えなら定番の
ガーデンシクラメン
カラーも品種も豊富な「ガーデンシクラメン」は寄せ植えのセンターとして鉄板の花です。ガーデンシクラメンは秋の9月から10月末の屋外では約2週間で根がつき始め、気温が下がる12月から1月の2か月間は根がつきにくいので、夜間は屋外から玄関内に取り込でやります。シクラメンが好む場所は玄関先・軒下やバルコニーです。冬の庭先では冷たい風や霜に注意し、春先からは強い日差しをさけ楽しみます。
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季節の新しい寄せ植えに出会える
花のオンラインショップ
私たちの農場で育てた草花の寄せ植えを取り揃えています。暮らしの中に花が寄り添いますように。大切なひとに思いを届けませんか。
花と人の…
short short story
11月のある日、花の贈り物が自宅に届いた。「えっ、この花だれからなの?」わたしは少し驚いた。贈り物の荷札の名前を見るとそれは主人からだった。わたしの誕生日はまだ先なのに。その日の夕方、メールの着信音が手元で鳴った。『ずっと前、君がカフェで見てた花。探して送ったんだけど、届いたかな』。そういえば以前、主人が帰省した時のことだった。行きつけのカフェにふたりで立ち寄り、わたしたちはコーヒーを飲んだ。カフェの小さな庭には、寄せ植えのきれいな花があった。「ねえ、あの花はシクラメンだよね、感じいいね」カフェで言った、わたしの何気ないその一言を主人は覚えていてくれてたんだ。
結婚して6年目、主人とは単身赴任で二人はいま離れて暮らしている。都会で忙しく働いている彼のことを想いながら、今日もプレゼントしてくれた玄関先のシクラメンを眺めている。「ありがとう」。